会員の信用をもとにした便利な機能が豊富

1.本人確認(ID機能)
クレジットカードは個人の信用を表していますから、このクレジットカードが本人の証明となる場合があります。特に海外ではその人の信用や身分を証明するID 機能としてクレジットカードが利用されています。
クレジットカードを利用するためにはクレジットカード会社の審査を受ける必要あります。つまりクレジットカードを持っていればクレジットカード会社がその会員を信用できると判断したことになります。そしてそれは現金払いよりもクレジットカード決済の方が信頼できるという考え方に結びついています。
クレジットカードには社員証やレンタル会員などの証明書と一緒になったものもあります。クレジットカード自体はカード会員であることを証明する能力がありますが、それ以外の身分も証明するためにも利用されているのです。
2.ショッピング機能
その場に現金がなくとも、クレジットカードの利用限度額内であれば、クレジットカードでお買い物を済ませることができます。ただし、そのカードの加盟店であることが条件です。
加盟店で支払する際にクレジットカードを提示して信用承認を受け、承認されてからカード伝票にクレジットカードの裏面と同じサインをします。信用承認はそのクレジットカードが利用できるかどうかの承認を得るために行い、通常はCAT端末機で自動的に行われます。伝票のサインのほかに電話番号の記入を求められることがありますが、拒否してかまいません。個人情報保護法が施行されてからはカード伝票に電話番号を記載することは、クレジットカード会社が禁じているからです。また身分証明書の提示を求められることもありますが、これは提示するだけであればかまいません。コピーは拒否して下さい。
ショッピングの利用代金はカード決済をしたときに指定した支払方法で、クレジットカード会社から請求されます。請求の締切日と支払日がカード会社によって違うのでタイミングによって請求は1~2ヵ月後になります。支払は口座からの自動引落がほとんどなので、前もって口座に入金しておきましょう。
ショッピングの利用金額に応じてポイントが付与され、貯まったポイントを商品に交換できるサービスを行っているクレジットカード会社がほとんどです。こういったサービスを受けることができるのも現金払いにはないクレジットカードのメリットのひとつです。
クレジットカードの基本機能がショッピング機能で、クレジットカード本来の利用方法が現金を持たずに買い物ができるこのショッピング機能にあります。キャッシング機能は利用枠をゼロにすることで機能を利用しないことが可能ですが、ショッピング機能をはずすことはできません。
3.付帯保険
『クレジットカードが保険?』と思う方もいらっしゃると思いますが、クレジットカードにはさまざまな保険が自動的に付帯されています。クレジットカードの保険は、カードを持っているだけで適用される場合も多く、上手く使えば、通常の損害保険と比較して、かなりの節約が可能です。
もっとも一般的な保険はカード盗難保険でほとんどのクレジットカードに自動付帯されています。現在はキャッシュカードにも付帯されるようになりましたが、それ以前はクレジットカードにしか付帯されていなかったため現金よりも安全といわれていました。
カード盗難保険に次いで一般なのが海外旅行傷害保険です。年会費無料のカードなどでは付帯されなかったり、条件付であったりという場合が多くなりますが、付帯率は高い保険です。死亡・後遺障害の補償は複数のクレジットカードで付帯されていても合算されませんが、それ以外の補償はクレジットカード会社が違うカードであれば合算して支払われます。そのため年会費無料のクレジットカードを複数持つことで補償内容を充実させることも可能です。
国内旅行傷害保険は海外旅行傷害保険に比べると付帯されるクレジットカードは少なく、主にゴールドカード以上のカードに付帯されています。年会費無料の一般カードにも付帯されている場合はあります。ショッピング保険はクレジットカードで購入した商品の盗難や破損による被害を補償する保険です。動産総合保険とも呼ばれていますが、比較的付帯率の高い保険となっています。他にも、動産総合保険(カード決済で購入した商品に適用)やオンラインショッピングセイバーなど、保険が付いているカードもあります。
4.付帯サービス
クレジットカードでは、利用促進のため様々な会員限定のサービスや特典(割引・優待)を提供しています。
クレジットカード会社の中でも流通系クレジットカード会社では、親会社の店舗を利用した場合に割引になるというサービスが一般的に行われています。特定の店舗での割引になりますが、普段からその店舗を利用している場合にはクレジットカードを利用することで節約につながります。
信販系や銀行系のクレジットカード会社でも提示割引や利用割引となる提携店が多くあります。自分が持っているクレジットカードをよく調べてみるとまだ活用していないサービスや特典が発見できるかもしれません。
5.キャッシング機能
クレジットカードを利用して、提携ATMやキャッシュディスペンサーなどでいつでも借入ができる機能ですがクレジットカードの利用で一番注意しなければならないのは、このキャッシングを利用する時です。
キャッシングとは、お金を借りることですから、当然、返済の義務を負うことになります。そして、借りたお金+手数料を支払わなければなりません。
キャッシングの金利はグレーゾーン金利と呼ばれ、利息制限法と出資法の上限金利の間で金利設定されているのがほとんどでした。 2010年までにグレーゾーン金利は撤廃されましたが、クレジットカード会社は前倒しで金利の引き下げを行ったので、かつて26%以上であったキャッシング金利は現在では18%程度が標準となっています。
キャッシングは限度額内であれば繰り返し利用することができ、ATMやインターネットなどでいつでも借入ができるため使いやすくなっていますが、その分借り過ぎによる多重債務に陥る危険もあります。クレジットカード会社では利益率の高いキャッシング利用を勧める営業を展開していますが、借りすぎた場合には審査に影響して新規与信が却下されることもあります。あくまでキャッシング利用は返済能力の範囲内で行うことが必要です。